ママ:「育児がどれくらい大変かわかってるの!?少しは手伝ってよ!!!」
パパ:「俺だって仕事で大変なんだよ!お前時短だろ?それくらいやってくれよ!!」
というような会話。
みなさんは聞き覚えありませんか?
一般的な家庭で当たり前のように起こっているママパパの『育児vs仕事どっちが大変論争』
子育て中の我が家でも、似て非なる会話がたまに繰り広げられております。
でもぶっちゃけどっちがストレスきついんでしょうか?
今回はパパ目線でぶっちゃけ『育児』と『仕事』ってどっちがストレスきついのかを様々な観点で考えてみたので共有したいと思います。
もちろん各ご家庭で状況は違うと思いますし、されている仕事によっても変わってきます。
あくまで私の場合、私の主観ということでご理解いただければと思います。
子育てへの理解や取り組みを考える良いきっかけになれば幸いです。
育児vs仕事 どっちがストレスきついか比較の観点
まず最初にどのような観点・項目で育児と仕事のきつさを比較するかを説明したいと思います。
以下の8項目で子育てと仕事のきつさを比較していきます。
- 勤務時間:勤務時間が長いか少ないか
- 自由時間:自由にできる時間が多いか少ないか
- コミュニケーション:言いたいことや相手の気持ちを汲み取れるか
- 稼げるお金:収入面でどれくらい稼げるか
- モチベーション:高く維持しやすいか
- 体力面:身体的にきついか
- 精神面:精神的にきついか
各項目できつさ勝者を決定し、多い方が最終的な勝者としたいと思います。
何度も言いますが、あくまで私の主観ですのでご注意ください!
育児vs仕事 結局どっちがストレスきついの?
では早速、7項目による子育てvs仕事 どっちがストレスきついのか比較を見ていきましょう!
1.勤務時間に関するきつさ
仕事
仕事は朝9:00〜夜18:00の8hが定時の時間。
月の残業が私の場合は20hだとすると1日で1h。
合計すると1日当たり、8h+1h = 9.0h
比較的残業は少ないかもしれないですね。
しかも私のように会社勤めの場合は土日は丸ごと休みです。
おまけに有給だってくっついてきます。
育児
育児は睡眠時間以外全ての時間。
いや、睡眠時間中も夜泣きがあったり病気で苦しんでたりすると対処が必要になります。
つまり勤務時間という観点で言うと24時間フル稼動と言うことになります。
いつぞやのサラリーマンみたいな話ですね!?
みなさんは24時間働けますか?
しかも年中無休で一切休みもございません。
もちろん有給なんてものもございません。
年がら年中フル稼働になります。
こんな会社で働けますか?(笑)
勤務時間のきつさ勝者は育児!!
以上のことから、勤務時間という観点で見ると圧倒的に育児の方がストレスが高くきついということになりそうです。
さすがにブラック企業でもここまでの勤務時間はないと思います。
特に睡眠時間もまともに取れないのはきつい。人間の生命の維持に関わってきますからね。
2.自由時間に関するきつさ
仕事
僕の場合、会社勤めなので自由時間というと、通勤時間と昼休みがあります。
通勤時間は電車や車に乗っているため、厳密にいうと何でもできるフリータイムではないですが、仕事からは離れていると考えると自由時間に入るかなと思います。
通勤時間:片道1hとすると、1日当たり2時間の自由時間が確保できます。
読書や英語の勉強など、限定すればやりたいことだってやれます。
昼休み:お昼ご飯を食べるので全て自由ではないもの、1hはあるでしょう。
合計で1日当たり3時間の自由時間があります。
育児
自由時間は子供が寝静まってから以外ほとんどありません。
本当に座って一息つく暇もありません。
これは私も一人で1日子供の面倒を見たときに経験済みです。
朝は子供の朝ごはんの用意、着替え、食事、保育園への送迎。
また朝ごはんをなかなか食べないし、時間もアホみたいのかかるんです!
昼間も洗濯、掃除、買い物。
しかも子供が小さい頃は後追いがひどく、一人でも遊んでくれないため、落ち着いてトイレにも入れない。
全くゆっくりする暇がありません。
夕方は保育園のお迎え、夕ご飯の準備、食事、お風呂、寝かしつけ。
子供のお風呂を入れるのも一苦労ですよ本当に。
しかもなかなか寝ようとはせず、ひたすら遊んでいるというね。
あっという間に1日が終わります。
ようやく自由な時間がおとずれますが、この頃にはもう何かをしようという気力が全くありません。
ネットで動画見て寝るだけです。
どうですかこのきつさ?
自由時間のきつさ勝者は育児!
やはり自分のための自由時間が全くない、独りになれる時間が全くないという点で、ストレスがきついのは育児だと思います。
自分で独りになって物事を考えたり整理したりする時間ってやっぱり大切じゃないですか?
その時間が取れない育児はきついなと思います。
3.コミュニケーション面のきつさ
仕事
私の場合、仕事でのコミュニケーション相手は大人です。
つまりきちんと会話が成立し、相手の考えていることも理解しやすいです。
しかし中には全くコミュニケーションが取れない人も存在しますし、理不尽な要求をする人もいれば意地悪をしてくる人もいます。
何だかんだで仕事のストレスは、全て人とのコミュニケーションから来ているかもしれません。
育児
育児の場合、相手は子供です。
しかも3歳くらいまではまともに話もできず、何が言いたいのか、何を考えているのかわからないことが多いです。
こちらの言うことも伝わりません。むしろ逆に伝わっているんじゃ無いかと思うくらい、やってほしく無いことと反対のことをされます。
親:机登らないで!!
子供:登る
親:夜遅いから音鳴らさないで!
子供:思いっきり鳴らす
もう勘弁してよ(笑)
大人とは違い子供たちは本能のままに行動します。理性なんてものはありません。
人前でも外でも平気で喚き散らしますし、大人の理解の範疇を超えた行動をします。
どうやって対応したら良いのか途方にくれることも多々あります。
コミュニケーションのきつさ勝者は僅差で育児か!?
これは結構迷いました。
大人でもコミュニケーションを取れないことも多いし、パワハラなど様々な問題も発生しているからです。
ただ通常で考えると大人には言葉も通じますし、きちんと論理的に話せば理解してくれる場合が多いと思います。
一方、子供には論理がなかなか通じません。
これは大人にとってはきついですよね。
と言うことでここは、僅差で育児に軍配が上がりました。
稼げるお金に関するきつさ
仕事
仕事は根底にはお金を手に入れるための活動です。
会社では労働力を提供することで、その対価としてお金をもらうことができます。
また頑張りに応じて、昇給やボーナスアップなど稼げるお金を増やすことができます。
会社勤めの場合、毎月一定額の給料が入ってくるのは本当に大きいですよね。
このおかげで今後の生活プランを立てることができます。
育児
『無償の愛』で全て片付けられます。
どんなに働いても稼げるお金は0です。もちろんボーナスもありません。
稼げるお金のきつさ勝者は育児!
考えるまでもなく、育児だけでは全くお金を稼げません。
どんだけ働いてもお金を稼げない育児の方がきついでしょう!
5.モチベーション面でのきつさ
仕事
仕事は頑張って成果をあげることができれば、多くの達成感を得られます。
また周りにも認められて、昇進したり昇給したりとモチベーションが上がる場面が多くあります。
また好きな仕事をしていたり、仕事を通じて自己実現ができている人はモチベーションを高く維持しています。
もちろん逆に失敗した場合や自分に合わない仕事をさせられたりと、モチベーションが低下する場合もあります。
育児
育児の最大のモチベーションといえば、子供の成長でしょう!
寝返りができるようになった!
ハイハイができるようになった!
歩けるようになった!
話せるようになった!
親にとって子供の成長は最大の喜びです。何事にも変えられません。
ただし一方で、達成感を感じにくい部分もあります。
いくら親が頑張っても子供に伝わらない場合もあります。
また、いくら頑張ってもやって当たり前と思われます。
誰も褒めてくれやしません。
社会から孤立している感があって、私の人生は何なのかと葛藤し、モチベーションが低下することも多々あります。
モチベーション面のきつさは引き分け!
モチベーションに関しては仕事でも育児でも多くのきつさやストレスがあります。
一方的にどっちがきついかは言えないと感じました。
6.体力面のきつさ
仕事
私は基本的にデスクワークのため、ほとんど体力は使いません。
通勤の満員電車が一番体力使う気がします。
工場勤務、医師や看護師、キャビンアテンダントや飲食店関連でお仕事されている方は体力的にきついでしょう。
これは職種によるので、デスクワーク中心の方ということにしたいと思います。
育児
育児は正直体力勝負です。
食事、買い物、洗濯、掃除、着替え、お風呂、保育園の送迎、トイレ、抱っこでのあやし。
体力を使う場面がたくさんあります。
一日が終わると疲れ果てています。
体力面のきつさ勝者は育児!
あくまでデスクワークとの比較になりますが、体力的にきついのは圧倒的に育児でしょう。
正直子供が生まれるまでこんなに大変だとは思っていませんでした。
みなさん子持ちも方は外では涼しい顔しているからわかってませんでした。
なかなか家庭の実情は話せないということなんですね。
7.精神面のきつさ
仕事
仕事では精神的に追い詰められることは結構あります。
仕事が多すぎてパンクすることもありますし、上司や同僚からのプレッシャーによって精神をやられる場合もあります。
特に仕事でミスって大きな損失を出した時はやばいですね。
私も過去に自分のミスもあって損失を出したことがあります。
この時は毎日叱咤で本当に辛く、会社に行きたくありませんでした。
考えることができず、軽い鬱状態だったと今では思います。
また、仕事がなくなってしまうと家族を路頭に迷わしてしまうという精神的なきつさやストレスがあります。
どんなに嫌なことがあっても仕事を辞めることができない。休むことができない。
仕事にはこんなきつさがあります。
育児
育児は毎日精神崩壊です。
本当に人格が変わってしまったのかと思うくらい、精神的に限界がきます。
とにかく自分の思い通りにいかない!
これが全てだと思います。
朝時間がないのに、ご飯を食べない、こぼす、吐き出す、泣きわめく。
早く寝ないと健康に良くないのに、全く寝ようとしない、遊ぶ、おもちゃ片付けない。
その結果イライラして、きついことを子供に言ってしまう。
自己嫌悪に陥る。
どうすれば良いのかと葛藤する。
そんな毎日です。本当にきっついです。
育児ノイローゼになってしまう気持ちもわかります。
そして親を代わってくれる人は基本いません。
仕事は代えがきくかもしれませんが、親は代われません。
この状況から逃げることはできません。
精神面のきつさ勝者は育児!
これは随分悩みました。
ただよっぽどの仕事ではない限り、代えはききます。
一方、育児は代えがききません。
仕事はそう簡単ではありませんが、辞めて逃げることができます。
一方、育児はやめて逃げることはできません。
以上の観点から、精神的にきつくストレスが大きいのは育児と判断しました。
結局きついのは仕事より育児!
さて結果が出揃いましたので、整理しましょう!
- 勤務時間:育児がきつい
- 自由時間:育児がきつい
- コミュニケーション:引き分け
- 稼げるお金:育児がきつい
- モチベーション:引き分け
- 体力面:育児がきつい
- 精神面:育児がきつい
今回比較した観点で言うと、
結局きついのは育児!
と言う結果になりました。
もちろん、もっと多面的に見ると異なった結果が導かれるだろうし、比較できるものでもないと思います。
あくまで私の主観だと、このような結果を導くことができました。
きついけど育児は素晴らしい
育児はもちろんきついんですが、やっぱり素晴らしいものだと日々感じています。
子供の笑顔を見ると疲れが吹っ飛ぶことが多々あります。
一緒に居られることに幸せを感じます。
子供の成長を見ると本当に嬉しいです。
お仕事で忙しく育児に参加できていないパパの皆さん。
育児は本当に素晴らしいものです。
特に子供が小さいうちにしかできないことがたくさんあります。
自分のお仕事を振り返ってみて、育児に参加できるのであればもっと参加しませんか?
いっぱい愛情を注いであげてください。
一方で育児をメインでされているママの皆さん。
パパの仕事についても理解してあげてください。
お互いのことを理解し、支え合うことが子供の成長にとっても良い影響を与えます。
それぞれがよく話し合い、協力して素晴らしい家族を作ってくださいね!
まとめ
今回は結局『育児と仕事』どっちがストレスきついの?をテーマに、7つの項目で比較を行いました。
あくまで私の主観ですが、育児の方がよりストレスきついと言う結果が導かれました。
もちろん各家庭や仕事によっても異なりますので、一概には言えませんが、育児はとても大変です。
でも育児は本当に素晴らしいものです。
できる限り、ママパパ関係なく育児に積極的に参加できる社会になれば嬉しく思います。