音読の中でも効果の高いトレーニング方法として知られる、暗唱。
でも意外と、暗唱=文章の暗記することと勘違いしている人が沢山います。
えっ?違うの?って思ったあなた。
暗唱の効果を充分享受できてないかもしれませんよ!
今回は、暗唱をやる真の目的と得られる効果について説明したいと思います。
暗唱=文章の暗記という間違った解釈
暗唱とは、英語の文章を全て暗記し、その暗記した文章をひたすら音読することと思っている方がいます。
これは間違った解釈です。
全く効果が無いわけではありませんが、ただの暗記では暗唱の大きな効果を得られていません。
何故なら、ただ暗記したところで自分で英語を使いこなせるようにならないからです。
ある文章を暗記して100回暗唱するとします。
そりゃ100回も暗唱すれば、スラスラと話せるでしょう。
凄いじゃん!いいじゃん!って思いましたか?
よく考えてください。
そんな文章を覚えたところで、全く同じ文章を話す機会ってありますか?
無いですよね?
つまり暗記してもその後応用が利かず、自分で自由に英語を使いこなせるようにならないんです。
もちろん語彙や文法を覚えられるのはメリットですが、それだけに留めるには非常にもったいないです。
きちんとした暗唱をやれば、非常に大きな効果を得ることができるんです!
暗唱の真の目的は英語を使いこなせるようになること!
暗唱というのは、英語を自分で自由自在に話せるようになるためのトレーニングです。
大事なのは暗記ではなく、こう言いたいと思ったことを言えるようになることが大事なんです。
スピーキングには、以下の4つのプロセスがあります。
- 伝えたいことを思い浮かべる(I:想像)
- 思い浮かべたことを言葉に組み立てる(A:組立)
- 言葉を英語化する(M:英作文)
- 英語を発声する(P:発声)
この4つのプロセスをきちんと鍛えていけば、英語を話せるようになります。
そしてそれを鍛えるために行うトレーニングが、暗唱なんです。
暗唱をする際は、暗記した文章をひたすら呪文のように繰り返すのではなく、伝えたいことを思い浮かべ、言葉を組み立て、それを英語化し、発声するということを意識しながら取り組むことが非常に大事です。
きちんとした暗唱を行えば、英語を自由自在に使えるようになっていきます。
これが暗唱を行う真の目的であり、大きな効果なんです。
暗記した文章を何も考えずひたすら言っていても、スピーキングの4つのフロセスの④以外はなかなか鍛えることができません。
暗唱をする際は4つのプロセスを意識して取り組みましょう!
まとめ
今回は暗唱は文章暗記が大事だという誤った解釈を是正し、暗唱の真の目的と効果について説明しました。
暗唱はきちんと行えば、英語のスピーキングにとって非常に効果があります。
この記事を参考にして取り組んで見てくださいね!