『何回音読やっても詰まって口が上手く回らない・・・』
『音読で口が上手く回わる良い方法ないかな?』
今回はこんな悩みや疑問にお答えします。
・音読で口が回らない原因を解説
・音読で口が回るようになる3つのステップ
・最初は上手く回らなくて当たり前
こんにちは!YK(@Noroli_Life)です。
毎日英語を使って仕事をしています!
本記事のテーマは、『音読で上手く口が回らない問題』です。
僕も音読を始めた頃、上手く口が回らず相当困った一人です。
その結果、音読が嫌になってしまい何度もやめてしまった経験があります。
本当にあの時は音読が心底嫌になったなあ(泣)
確かにやめたくなる気持ちはわかるなあ。
でも音読をやめてしまうのは、非常にもったいないことです。
音読は継続してやれば、効果の高いトレーニング方法ですからね。
でも安心してください!
簡単に詰まらず発声できて口が回るようになる方法があります!
今回は『音読で口が回らない原因』を解説し、『音読で口が回るようになる3つのステップ』を解説します!
Contents
音読で口が回らない原因は『音変化7つのルール』が身について無いから
まずは音読で詰まって口が回らない原因を説明しましょう。
実は英語には日本人が苦手とする『音変化7つのルール』があります。
この英語特有の『音変化7つのルール』が理解できていないことが、口が回らない大きな原因の一つとなっています。
- 弱化:音が弱くなる
- 短縮:音が短くなる
- 連結:音がつながる
- 消失:音が消える
- 脱落:音が抜け落ちる
- 同化:音がとなりの音に似る
- 変化:音が別の音に変わる
え〜そんなにあるの!?覚えられないよ・・
すぐに慣れるから大丈夫だよ!
それでは簡単に1つずつ解説していきましょう!
英語特有の『音変化7つのルール』
1. 弱化:音が弱くなる
英語では、重要な語句は強く読まれ、重要でない語句は弱く読まれる傾向があります。
この弱化のコツを掴めば、弱いところを読む必要がなくなり、口が回りやすくなります。
◼️音の弱化例
ask her → asker (アスカー)
if you → ifou (イフィゥー )
tell him → tellim (テリム)
2. 短縮:音が短くなる
英語には、be動詞・否定形not・助動詞などは短縮するルールがあります。
◼️be動詞の短縮例
I am → I'm (アイム)
He is → He's (ヒィズ)
They are → They're (ゼアー)
◼️否定形notの短縮例
do not → don't (ドント)
can not → can't (キャント)
will not → won't (ウォウント)
◼️助動詞の短縮例
I would → I'd (アイド)
I have → I've (アイヴ)
3. 連結:音がつながる
英語では前の語句の音と後ろの音がつながることが多々あります。
時に前の語句の語尾が子音+母音の時に連結することが多いです。
この連結のコツを掴み、慣れることができれば音読で口が回るようになってきます。
◼️語尾の子音+母音の連結例
[r]+ 母音 are all → areall (アロール)
[n]+ 母音 sign up → signup (サインナップ)
[d]+ 母音 find out → find out (ファインダウト)
[t]+ 母音 at all → atall (アトール)
4. 消失:音が消える
英語では、音が消えて無くなる場合があります。
これが思っていた文字の音と聞いている音が全く異なる理由です。
この知識を知っていると、ネイティブのように上手く発声できるようになります。
◼️音の消失例
exactly → exac'ly (イグザグリー)
water → wa'er (ワラー)
outside → ou'side (アウサイド)
5. 脱落:音が抜け落ちる
英語では、単語と単語の間が抜け落ちることが多々あります。
ある程度のスピードで話すと自然に抜け落ちるイメージです。
特にその音自体が重要でないため、また抜けても意味が通じるため自然と脱落します。
◼️音の脱落例
some more → somre (サモア)
good job → goojob (グジョブ)
take care → takare (テイケア)
6. 同化:音がとなりの音に似る
英語では、となりの音に影響を受けてその音に似たり同じ音になったりすることがあります。
◼️音の同化例
down there (ダウン ゼア) → downere (ダウンネア)
of course (オブ コース) → off course (オフコース)
have to (ハヴトゥ) → hafto (ハフトゥ)
7. 変化:音が別の音に変わる
英語では、隣り合った2つの音がお互いに影響を受けて全く別の音に変わる場合があります。
これは自然に話すと、この音になってしまう、この音の方がスムーズで話しやすいという理由です。
つまり、この変化に慣れることで口が回りやすくなります。
◼️音の変化例
have you → havyou (ハビュー)
going to → gonna (ゴナ・ガナ)
give me → gimme (ギムミ)
この『音変化7つのルール』に慣れれば口が回りやすくなりそうだね!
そうなんだ!これを意識して音読に取り組むと効果大だよ!
音読で詰まらず口が回るようになる3ステップ
原因がわかったところで、音読で『詰まらず口が回るようになる3ステップ』をご紹介しましょう!!
- 『音変化7つのルール』を意識し、音声を何度も聴く
- 最初はゆっくり1節、1文ずつ発声する
- ネイティブスピードで音読を30回繰り返す
1. 『音変化7つのルール』を意識し、音声を何度も聴く
まず最初のステップは、『音変化7つのルール』を意識し、教材の音声を何度も聴くことです。
上手く口が回らない原因は、英語特有の『音変化7つのルール』に慣れていない場合がほとんどです。
日本語の発生とは異なるため、どうしても発声しにくくなってしまうのです。
何度も教材の音声を聞くことで、『ここの部分は音変化7つのルールのあれだな!』と理解するようにすると効果が上がるようになります。
何度も聴いて頭の中にインプットする事が大事です。
もし何度も聴く時間や場所がなくて困っている方はこちらの記事を参考にしてみてください!
2. 最初はゆっくり1節、1文ずつ発声する
『音変化7つのルール』の音がわかってきたら、ゆっくり1節や1文程度の短い文で発声する練習をしましょう。
最初からネイティブの音声スピードに合わせなくても良いです。
僕も上手く口が回らず詰まる箇所に関しては、何度も音を確認し、上手くできるまでゆっくり短い単位の文で練習しています。
そうすることによって、少しずつ口が慣れていきます。
もし場所の関係で声を出しにくい場合は、小声や口パクでも効果がありますよ。
3. ネイティブスピードで音読を30回繰り返す
最後に仕上げはネイティブスピードでの音読です。
人によりますが、僕の場合は30回くらい音読を繰り返しやれば、詰まっていたところもスラスラ口が回るようになります。
ネイティブスピードでやってみると『音変化7つのルール』がいかに自然になってしまうかがわかるようになります。
英語は言語ですので慣れの部分が非常大きいです。
大抵英語が話せない理由はアウトプット量が絶対的に不足しているからです。
自分が納得が行くまで音読を繰り返すことが大事なんですね。
どうしても上手くいかない場合は、焦らずもう一度ゆっくり短い文で繰り返し訓練してみると良いでしょう。
もし音読に飽きたり疲れたりして楽しくできない場合は、こちらの記事を参考にしてください!
最初は口が回らず詰まって当たりまえ!
最初は口が回らない、詰まってしまうのは当たり前です。
何故なら英語には日本人に馴染みのない『音声変化7つのルール』があるからです。
語学は基本的に慣れの部分が大きいです。
英語の音変化ルールに慣れていない日本人にとって、上手く発声できないことは当たり前なんですね。
だから出来なくて当然!落ち込む必要は全くありません。
とにかく気にせず音読をやり続けることが大事です。
そうすると、英語筋が鍛えられて段々と上手く口が回るようになっていきます。
だから四の五の言わず、音読をガンガンやりましょう!!
まとめ
今回は、『音読で口が回らない原因』を解説し、『音読で口が回るようになる3つのステップ』を解説しました。
まずはしっかり英語特有の『音変化7つのルール』を理解し、慣れていきましょう。
そしてゆっくり短い文で練習し、慣れてきたらネイティブスピードで何度も練習しましょう。
最初は上手くできなくて当たり前です。
焦らず徐々にステップアップして行きましょう。
諦めたらそこで終わりですよ!