皆さんは音読する際、何を考えながらやっていますか?
ただただ何も考えずにひたすら同じ文章を読んでいませんか?
これではせっかくの音読効果も半減してしまいます。
音読をする際はただ読むだけでなく、情景をイメージすることが大事です!
今回は音読ではイメージが大事な2つの理由とやり方について解説したいと思います。
音読ではイメージが大事な2つの理由
音読はイメージが大事とよく言われます。
でもその理由は一体何でしょうか?
結論を言いますと、スピーキング及びリスニングの2つの観点で大きな効果があるからです。
スピーキングで効果を発揮する
音読時のイメージトレーニングはスピーキングで大きな効果を発揮します。
ではその理由をスピーキングのプロセスから考えてみましょう!
実は英語を話す時、無意識に以下のプロセスを踏んでいます。
- 伝えたいことを思い浮かべる(I:想像)
- 思い浮かべたことを言葉に組み立てる(A:組立)
- 言葉を英語化する(M:英作文)
- 英語を発声する(P:発声)
このプロセスからわかるように、自分の言いたいことを思い浮かべることが一番最初のステップなんです。
スピーキングは、想像する力が一つの重要なポイントになります。
もうお判りかもしれませんが、イメージしながら音読することで想像力を鍛えられるため、スピーキング力を向上することができるんですね。
リスニングで効果を発揮する
音読時のイメージトレーニングは、リスニングでも大きな効果を発揮します。
ではリスニングもその理由をプロセスから考えてみましょう!
実はリスニングも、以下のようなプロセスを無意識で踏んでいます。
- 音声を聴く(L:聴く)
- 聴こえた音声がこの単語・文だとわかる(M:一致)
- 単語や文から瞬時に情景を思い浮かべる(I:想像)
- 情景を理解する(U:理解)
もうお判りですね?
リスニングでは言われた言葉(単語・文章)から情景を思い浮かべ、最終的に意味の理解をしています。
つまり音読をする際に、イメージをすることで想像する力が鍛えらるため、リスニング力を向上させることができるんです!
以上のことから、音読でイメージすることが如何に大事かがわかって頂けると思います。
音読中に情景をイメージするコツ
音読中に情景をイメージするコツはただ一つ、
普段から英語を日本語に変換せず、イメージする癖をつけることです。
Dogと言われたら、犬だ!と日本語で考えるのではなく、犬の姿を思い浮かべてください。
Motherと言われたら、母親!ではなく、あなたのお母さんを思い浮かべてください。
このようにして少しずつ英語を英語のまま受け取り、想像する癖をつけていけば音読でも文章で情景をイメージできるようになってきます。
想像力を鍛えていけば英語の能力はグングン上がっていきますよ!
まとめ
今回は音読でイメージが大事な理由を、スピーキング&リスニングのプロセスから説明しました。
少しずつで良いので音読中に情景をイメージする癖をつけていってくださいね。
一歩一歩着実の身につけていきましょう!